玄米からお米ができるまで
精米センターに運ばれてきた玄米は、いろいろな機械を通って商品になります。
工程をクリックすると詳しい説明が表示されます。
玄米の中に混入しているゴミ・小石などを精選する前処理工程です。
入庫した原料玄米は、入庫日、産地、年産、等級、数量など確認管理を行います。また、外観や臭い等を検査し、原料玄米として使用可能か判断します。
入庫した原料玄米を製造ラインに投入します。投入口はほこり類が混入しないように床より一段高く囲われています。また、張込担当者も投入口専用の靴に履き替えて作業を行っています。
ピアノ線と網線により、玄米以上及び以下の稲わらや粗ゴミ、糸くずなどを取り除きます。
比重差や風力・磁力を利用して玄米の中から石や鉄類などを取り除きます。
玄米から糠を取り除き、真っ白な精米にとう精する工程です。また、出来上がった精米の一部を無洗米に加工します。
米粒と米粒の摩擦により、玄米の表面の糠を取り除き、精米にする工程です。玄米は品種や産地によって、硬さや大きさなどが違います。オペレーターは玄米に合わせて精米機に流れる米粒の量と、精米機内の圧を調整して最適な状態に仕上げていきます。
少量の水を加えて白米の表面に残っている糠層をやわらかくした後、特殊加工を施したタピオカに付着させて、糠を完全に取り除きます。
おいしく精米されたお米から、小米・着色粒・異物などを取り除く工程です。
網目の違ういくつものふるいを水平に動かして、砕米や異物を取り除き整粒します。
デジタル画像処理し、着色粒、ガラス、石、プラスチックなどを確実に選別 します。
マジックソーターで選別した精米を更にデジタル画像処理し、高精度の選別を行います。
高周波電磁界を利用し、鉄やアルミなどの金属を除去します。
振動と網選別により製造工程中に発生した糠玉を取り除きます。
出来上がった白米を商品別に正確に計量し、包装と商品の最終チェックを行い、出荷を待ちます。
製品に印刷された「年産や精米年月日など」を、デジタル画像処理を用いて文字の間違いや欠損をチェックします。
袋詰めされた完成品内に金属が混入していないかを再度チェックします。
自動的に製品をパレットに積み上げる装置。正確に積み上げるので荷崩れも起こりません。
「安全・安心・新鮮なお米を届けたい。」という思いから、入庫玄米同様、製品をサンプリングし、その製品の品質検査を、精米ロット毎に行っています。
また、記録したデータを生産ラインにフィードバックするなどして高品質な製品づくりを追求しています。